1967年、フランス生まれ。TVの監督としてキャリアをスタートする。TV映画「LA CLASSE AMERICAINE」(93)で共同監督と脚本を務める。また、『FEAR CITY: A FAMILY-STYLE COMEDY』(94)で俳優デビューし、『ディディエ』(97)にも出演する。さらに脚本家としての活動を始め、コメディ映画『DELPHINE 1, YVAN 0』(96)を手掛ける。
長編映画監督デビュー作は、脚本も担当した『MES AMIS』(99)。続くジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ共演のスパイパロディ『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』(06・未)がフランス国内で大ヒットし、続編『フレンチ大作戦 灼熱リオ、応答せよ』(09・未)も監督する。
そして2011年、監督、脚本、編集を手掛け、デュジャルダン、ベジョが再び共演した白黒のサイレント作品『アーティスト』が、カンヌ国際映画祭で大旋風を巻き起こす。熱狂はすぐにヨーロッパとアメリカへ広がり、英国アカデミー賞7部門、セザール賞7部門、ゴールデン・グローブ賞3部門など数々の賞を受賞する。賞レースのクライマックスを飾るアカデミー賞Rにも10部門にノミネートされ、作品賞、監督賞を始めとする5部門を獲得、その名を世界中に知られる。その後、フランスを代表する監督とキャストが結集したオムニバス・コメディ『プレイヤー』(12)に監督の一人として参加する。